この日は母子そろって休みのため、どこか行こうという話になった。
　中国大会が呉であるということで、早速行ってみようという話になり山陽線に飛び込みました。
　車で行こうともしたのだが、山陽自動車道は、呉より北の西条を通るのです。
　呉までの直通道路がないので、いったん広島ＩＣで降りてから、有料道路を通って来なくてはいけないので電車に。

　如水館のある三原に着いた。如水館は遥か山奥にあるため見えない。
　ここで４５分待たなければいけないので、立ち食いそばを食べて呉へ。快速がないので１時間３０分もかかり、バスに乗っていざ球場へ。
　余談だが、この列車は冷房が非常によく効いていて（６月なのに）、冷凍マグロの気分になりました。
　しかも、トイレも無かったので、最悪の状態でした。

　球場に入って席に着こうと通路を歩いていたら、如水館のエース小町クンとすれ違いました。
　目も合いましたので、すごく嬉しかったです！！やっぱりかわいいなぁ（*＾＾*）
　彼は177�pとほかの投手に比べて小さいので、小さいのかなと思って見ていたが、実際は結構大きく感じた。でも、一般的には大きいからね。
　ちなみに彼の実家は、私の住んでる町とは隣町なので、思い入れたっぷり。

　席に着いたときは第２試合の終盤、７−０と広陵がリード。結局広陵がコールド勝ち。
　第３試合は隠岐VS高陽東、隠岐は島根県内の強豪を破ってきて、油断できない相手だ。
　試合は隠岐が三塁打と単打が出て１点先制するが、高陽東の杉田投手の場外ホームランで逆転。
　野球を観戦していて、ホームラン自体あまり見ないのに、場外なんて初めてです。呉は狭くないのに。
　結果的に７−３と高陽東の圧勝だが、隠岐も毎回のように走者を出し、内容的には負けていなかった。

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	合計
隠　　岐	１	０	０	０	１	１	０	０	０	３
高 陽 東	２	４	０	１	０	０	０	０	Ｘ	７

　そして、いよいよ第4試合。すでに5時を回り帰りの電車が心配になってきた。何せ８時過ぎの電車を逃すと、直通の電車がなくなってしまうのだ。
　「如水館が勝つでしょう」と久賀を甘く見ていた私達は、ここまで接戦になるとは予想していなかった。
　先制したのは久賀。３回表、小町クンの牽制のタイミングは良かったが悪送球。ここから点を取られてしまう。
　５回裏、エラーで出塁した原クンが盗塁成功。そして、竹玄クンのヒットで同点。
　その後、送りバントと岸クンのヒットで逆転に成功！
　しかし、バント安打を次々と仕掛けられるうちに如水館の内野陣にエラーが出て、追いつかれてしまう。これが、久賀の小町投手対策なのかもしれない。
　６回、大本クンが失策と暴投で三塁に進んだ後、西岡クンの二塁打で引き離す。
　７回には、岸クン、徳田クンの連打の後、小町クンの二塁打で勝負あったかに思えた。
　しかし取ったらすぐ追いつかれる、シーソーゲーム。とうとう８回途中、電車の関係で泣く泣く帰ることに。
　バス停で、「久賀って、強ーい！如水館大丈夫かなぁ？」と母と話していました。
　久賀は秋と春の山口県大会を制したチーム。侮れません。

　電車の中でパンフを開いてトーナメントを確認していたら、隣に座っていた兄ちゃんが「延長戦になったらしいよ」と教えてくれました。どうやら携帯で情報を聞いていたらしい。
　この試合の結果、延長12回、如水館の西山クンのサヨナラホームランで決着がついたらしいです。
　この西山クンは７回、岸クンの代走で途中出場した選手。実はその７回、徳田クンのヒットで２・３塁のチャンスをつかんだのに、三塁上で牽制アウトになっていました。
　このミスは帳消しどころか、おつりが来るぐらいの殊勲です。

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	10	11	12	合計
久　　賀	０	０	１	０	０	０	２	１	０	０	０	０	５
如 水 館	０	０	０	０	２	１	１	１	０	０	０	2X	７

　この試合が最後まで見られなかったのは残念だが、もっと残念なのは、この日１日通して電光掲示板の間違いが非常に多かったこと。
　第３試合は特にひどく、岡崎選手の名前の“岡”の字が抜けていた上、高陽東の２回裏の攻撃中に２点取ったので表示されたのだが、３回裏に表示されていた。
　訂正して２回裏に２点と書かれているのだが、３回裏の得点はそのまま。
　とうとう合計得点まで、４点なのに（１回に２点取っているので）６点と書かれる有様。
　第４試合も如水館の４回攻撃終了後に５回に“０”とされたり、いい加減である。
　地方大会でもきちんと運営してくれぇ〜！
　それでも入り口付近で案内や誘導していた高校生は、きちんと挨拶してくれて、気持ち良かったです。
　もっと書きたい事があるけど、短くまとめたいのでこの辺で。